ワンズのフィラリアの薬を処方してもらいに行った際に
先生が「そうそう、ワクチンのことで」と切り出されました。
ん、9月の予定だったけど受けてないわ、すいません、と思いつつ
お話を聞いていました。
米国獣医学協会(AVMA)や米国動物病院会(AAHA)などで公表されている
ワクチン接種に関するガイドラインにそって、
国によって定められている狂犬病は当然、義務なので1年に1回打ちますが
それ以外の任意のワクチンは3年に1回にしていこうか、と思っています、と。
ただ、利用してる施設の規定により1年に1回の接種が義務なら
1年に1回打って下さいね、
特にそういう規定のない場合は、
今後、3年に1回の方向にしたい、とのことでした。
→6~8週齢で1回目
→2~4週間隔で接種
→16週齢以降で3回目
→3回目から半年~1年後1回
→その後の接種3年
パピーの頃にしっかり打ってあれば
成犬になってからは、3年に1回でいいかな?とのこと。
あくまでも、私のかかりつけの病院の先生の判断です。
室内猫はすでに3年に1回にしてるそうです。
本当は抗体キットで検査してから
2年に1回、とかその個体に合わせて接種間隔を決めたいそうですが
そのキットが今現在、ワクチンを打つより高いため
検査するなら、接種になってしまう、とのこと。
安いキットが出てくるといいな。
こういう流れもあるよ、ってことを
周りに伝えてくださいね、とも言われたので、書いてみましたが
ワクチンについてはそもそも色んな考えもあるし
私には知識があまりなさすぎて、これ以上、詳しくも書けません。
すいません。。。
なので、以下参考になりそうな記事を貼ってみます。
◆世界小動物獣医師会
犬と猫のワクチネーションガイドライン(pdfです)
今年の毎日新聞にも、記事が出ていました。
-*-*-*-*-以下引用-*-*-*-*-
◆ワクチン、海外では「3年ごと」
(毎日新聞 2017年5月2日 東京朝刊)
https://mainichi.jp/articles/20170502/ddm/013/040/010000c
犬や猫の感染症予防に、ワクチン接種は欠かせない。「毎年1回」が常識とされてきたが、「3年以上の間隔で」との考えが海外で浸透しつつある。日本では今も多くの動物病院が毎年の接種を推奨しており、混乱する飼い主が少なくない。
●副作用の恐れ回避
世界小動物獣医師会(WSAVA)は2007年、「科学的根拠に基づく、世界的に適用可能なガイドライン(指針)」を発表した。犬と猫に必ず接種すべき「コアワクチン」を3種類ずつ規定。これらは日本の動物病院で一般的な「3種混合」や「5種混合」ワクチンに含まれている。
だが、指針(15年改定版)が推奨する接種方法=図=は、日本での従来の方法と食い違う点が多い。特に成犬・成猫の追加接種については副作用のリスクを減らすため「原則として3年に1度よりも短い間隔で接種すべきではない」としている。
北里大の宝達(ほうだつ)勉教授(獣医感染症学)は「近年の複数の研究で、コアワクチンによる免疫が少なくとも3年間は持続することが証明されている。日本でも原則3年以上、間隔を空けることが望ましい」と説明する。宝達教授は、全国の大学で使用される獣医内科学の教科書でワクチン分野の執筆を担当している。近年の学生は、こうした内容を学んで卒業しているという。
07年の日本小動物獣医師会の調査で、ワクチンを接種した犬は約200頭に1頭の割合で何らかの副作用がみられた。全身に急性アレルギーの症状が出るアナフィラキシーのような重篤な例もあり、約3万頭に1頭が死んでいる。
かつて製薬会社は、ワクチンの使用説明書に「1年ごとに接種」と書いていた。農林水産省によると、08年以降は記載がなくなり、現在日本で承認されているワクチンに、この説明はない。過去の説明書が今も毎年接種の根拠になっているとみられる。
●獣医と話し合って
茨城県古河(こが)市の栗田動物病院はWSAVAの指針に沿った接種を推奨する。病気に対する免疫の程度を示す「抗体価」を毎年測定し、追加接種の時期をそれぞれの犬猫ごとに決めている。栗田吾郎院長によると、犬の95%以上が3年後も免疫が持続し、7年間持続する犬もいた。
栗田院長は「ワクチンをどう打つべきかは、飼育環境や体質によって異なる」と念を押す。指針でも、屋外と屋内を行き来する猫は、室内飼いに比べて病気になるリスクが高いため、コアワクチン3種のうち2種を毎年接種することを推奨している。また、住む地域の感染リスクに応じて接種すべき「ノンコアワクチン」には、免疫持続期間が1年のものも多い。毎年の健康診断で獣医師とよく話し合うことが大切だ。
現実的には、長く慣例となっていた接種方法を転換するのは難しい。欧米を中心に作成された指針に懐疑的な獣医師も一部おり、ドッグランなど、ほとんどのペット関連施設が「毎年の接種」を利用条件としている。栗田院長は「業界全体で共有できる指針を国内でも作る必要がある」と訴える。【曹美河】
●犬・猫のコアワクチン
犬ジステンパーウイルス
犬アデノウイルス2型
犬パルボウイルス2型
猫汎(はん)白血球減少症ウイルス
猫ヘルペスウイルス1型
猫カリシウイルス
-*-*-*-*-ここまで-*-*-*-*-
ついでに、狂犬病予防ワクチンの記事も発見しました。
◆狂犬病予防ワクチン 2~3年間隔でも有効 東大教授ら
(毎日新聞 2017年10月18日)
https://mainichi.jp/articles/20171019/k00/00m/040/054000c
いずれにしても、かかりつけの獣医さんの考えもあると思うし
利用している施設の規定のこともあるので
何がいいとか悪いとかではなく、
こういう流れもある、と、
少しでも考えるきっかけになるといいかな。
でも、1年に1回→3年に1回だと、接種タイミングを忘れちゃいそうf^_^;
飼い主としての管理能力が問われそうですf^_^;
そういいつつも、我が家は利用している施設の都合、
当面は毎年打つことにはなりそうです。
利用している施設にこういう話をしてみる、っていうのも必要なのかもしれませんね。
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